所長コラム(133)「国内リーグ」

皆様、こんにちは。運動研究所の宮島です。

早いもので今年も後半7月に入りました。私が子どもだった数十年前と比較しても、年々暑さが増してしまっているように感じます。あの頃は、外に出るのが鬱陶しくなるほどの暑い日というのはそこまで多くなかったように記憶していますが、ここ数年では40度を超える日もあって、外出することすら憚られることもあります。そういえば2年前の東京2020大会の時も暑さがいろいろと問題視されていたことを思い出しました。マラソンが札幌に移された上に、開始時間も前日に変更になったなど、今や日本の暑さは本当に侮ってはいけないレベルですね。

さて、4月のことになりますが、バレーボールの国内リーグ「Vリーグ」の女子決勝戦を観戦に行きました。ちなみに正式名称は「中央日本土地建物グループ presents 2022-23 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN V.FINAL STAGE FINAL」のようです。(長い…)

試合は素人目にもわかる、手に汗握る大熱戦でした。今や女子日本代表のキャプテンで大黒柱に成長した古賀紗理奈選手を擁するNECレッドロケッツが2セットを連取するも、レギュラーラウンドではそのNECに2勝1敗と勝ち越している東レアローズが2セットを取り返して最終セットに突入しました。最終セットもジュースになるシーソーゲームでしたが、このセットを16対14で奪ったNECレッドロケッツが優勝し、賞金1500万円を手にしました…えっ?たった1500万円?

正直耳を疑ってしまいました。バレーボールの日本リーグが「V リーグ」と名称変更をしたのが1994年シーズンからです。その直前(1993年)に開幕したJリーグの優勝賞金を調べてみたら、なんと3億円!です。30年間で20倍もの差がついてしまいました。では、新興勢力であるバスケットボールのBリーグはどうかと調べると、年間王者の賞金は5000万円でした。なんと準優勝でも2000万円。Vリーグの優勝よりも高額です。さらにレギュラーシーズンカンファレンス優勝にも1000万円が与えられています。

一体この差はなんで生まれたのでしょうか。

次回もこの点について書きたいと思います。

コメントは利用できません。