所長コラム(78)「コロナ禍でのスポーツ観戦」

皆様、こんにちは。運動研究所の宮島です。

さて前回は、新型コロナウィルス感染症について、当初より知識と理解が進んできたということを書きました。

前回の繰り返しになりますが、ウィルスを持ってしまった人の体から出る呼気などに含まれるウィルスを含んだ飛沫を直接吸入したり、あるいは付着している可能性がある手や食品などを粘膜に触れされたりということを防げば、感染のリスクは相当抑えられるということです。
粘膜に触れる前であれば、例えば手をよく洗うことで、そのウィルスを除去することができ、それにより感染リスクが下がることも言われています。
三密の回避と言われていますが、人が近くにいることなど、三密そのものが悪いわけではなく、あくまでも他人の飛沫に触れないための方法をわかりやすく伝えるための「キャッチコピー」と捉えれば理解しやすいと思います。

となれば、上記のウィルス(飛沫)対策をしっかりと行う人が集まるのであれば、スポーツ観戦も極めて低いリスクの中で行えると私は考えます。
その徹底方法は確かにポイントですが、そのノウハウは今確実に集められています。
日常的体調管理、マスクの正しい着用、手指の洗浄や消毒など、基本的なことを徹底することがやはり基本で重要です。
日本の人々の意識レベルは非常に高いです。
三密そのものは目的ではなく手段であることを理解して、何を防ぐべきかが浸透すれば、それこそ東京オリンピック・パラリンピックだって開催できると私は思います。

次回は「2021年度の学生スポーツ」について書きたいと思います。

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