所長コラム(151)「全日本柔道選手権大会」

皆様、こんにちは。運動研究所の宮島です。

4月になりました。今年は3月8日に都心で雪が降るなど、前半は比較的気温が低かったですが、後半になって気温が上昇し、春を感じさせる日も多くなってきました。それに伴って花粉症に悩む人を見かけることも多くなりました。私自身は40年ほど前の小学生のころからアレルギー性結膜炎を持っているために、毎年目の痒さには悩まされていますが、鼻やクシャミが出ることは少なく、いわゆる「花粉症」にはなっていないのかなと自分で思い込むことにしています。

さて、毎年4月29日の「昭和の日」に東京都千代田区にある日本武道館全日本柔道選手権大会が開催されます。日本武道館は東京2020大会で柔道と空手の会場として使用されました。私が会場運営の責任者を務めておりましたので、私にとっても思い入れの強い会場であり、会場運営責任者に着任する直前の2019年4月29日に行われた全日本柔道選手権大会を視察に訪れたことを思い出します。

大会要項の「参加選手」を見ると、出場資格を得られるのは推薦選手として「前年度優勝者、準優勝者」と「2023年世界選手権大会優勝者」、そして地区選出選手の40名で、オリンピックなどで採用されている体重別の大会ではなく「(体重)無差別」で行われるのが特徴です。つまり柔道でよく言われる「柔よく剛を制す」という場面が見られることもあります。

ちなみに女子の全日本選手権大会(全日本女子柔道選手権大会)も今月21日に横浜武道館(神名川県横浜市)で同じく無差別の大会として行われていますし、さらに体重別の「全日本選抜柔道体重別選手権大会」も今月6日と7日に福岡国際センター(福岡県福岡市)でおこなわれます。

この男子無差別で行われる全日本柔道選手権大会では数多くの名勝負が生まれていて、東京2020大会で私と一緒に柔道の競技運営を司ってくださったSBC湘南美容クリニック柔道部部長兼総監督である山田利彦先生にもコチラでご紹介いただいております。

次回は全日本柔道選手権大会に関連する、私の心にも刻まれている二人の柔道家について書きたいと思います。

コメントは利用できません。