所長コラム(34)「神経がつなぐ」

皆様、こんにちは。運動研究所の宮島です。

前回は体を動かすメカニズムが非常に重要であるということを書きました。

私たちが動こうとするときは、まず脳が筋肉に指示を出し、その指示に従って筋肉が収縮することで骨格が動き、結果身体が動くということになります。その際に脳と筋肉をつなげているのが神経です。
従って、この神経と筋肉とのつながりがどれだけ繊細であるかによって動作の精度が決まります。
日常的に使っていない筋肉には「それなり」にしかつながっていないのです!
人間の体はすぐにサボるんですね…

しかも、お子様の場合は脳も並行して成長していますので、脳が体を動かすための神経のつながりが促進されるように適切な刺激を与えておくことが重要です。
運動に限らず、音楽を演奏することも絵を描くことも、いずれも脳からの指示による筋肉活動ですから。

次回は「スポーツの盛り上がり」について書きたいと思います。

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