所長コラム(68)「”大切に育てる”とは」

皆様、こんにちは。運動研究所の宮島です。

さて前回は、スポーツをするとケガなどをしてしまう場合があるが「スポーツは健康に悪いのか?」ということを書きました。
まぁ、読者のみなさまは「そんなことはないよ」とすぐにお思いかもしれませんが、あながち間違いとも言い難いと私は考えています。

ケガなくスポーツや運動をするには「適度に」という言葉がキーワードになります。
しばらく動いていないお父さんが運動会で走るなど、急に過度な運動を行えば、当然体には負荷がかかり、無理が生じます。
大人は自分の体のコンディションを経験上理解できるかもしれませんし、そもそも自己責任と言えるかもしれません。

では、子どもはどうでしょうか。
子どもは経験が少ないこともありますし、それ以上に大人が喜んでくれるからと無理をしてしまうことが往々にして見られます。
ですから、子どもの場合は特に周囲の大人(保護者の方や指導者)の指導が重要ですよね。

ただ、ケガを必要以上に恐れることもないと思っています。
ある程度のケガは体の持つ適応によりより強い状態になりますし、その経験が次のより大きなケガを未然に防ぐ経験値となってくれるはずです。
ですから「適度」にスポーツや運動を楽しみましょう。

次回はあるNFL選手について書きたいと思います。

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