所長コラム(52)「体を操る ということ」

皆様、こんにちは。運動研究所の宮島です。

さて前回は、アメリカンフットボールのNFL選手を例にとり、彼らが素晴らしい動きを実現できるのはなぜか?ということを書きました。

私たちは脳から筋肉に、神経を経由して「収縮しろ」という指示を出し、それによって骨の位置を変更させることで体を動かします。従って、この筋肉の収縮の度合いをコントロールすることが重要となります。

このコントロールにはいくつかの要素があり、
・どのような動きを行うべきか
・その動きをどのタイミングで行うべきか
・その動きをどのような速さで行うべきか
・その動きをどの程度の強さで行うべきか
ということが的確に求められます。

さらに競技を行うということになれば、同じ動きを正確に繰り返すことができる能力や、筋肉活動を繰り返し行うことができるために酸素を供給する=血液を循環させる能力などが求められることになるのです。

次回は、少し関連して「子どもの頃の体の動かし方」について書きたいと思います。

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