所長コラム(32)「レギュラーになること」

皆様、こんにちは。運動研究所の宮島です。

前回は、「ホケツ!」(小野寺史宜著・祥伝社文庫)という本を読んで、どうしても気になることがあると書きました。
それは、文章の中でしばしば「レギュラーになれなかったら部活を辞める」という点についてです。

部活動は学校単位の活動であり、本来は活動を通じて心身ともに成長してその後の人生への糧となるべきものという前提の上に成り立つべきと感じています。しかし、勝利や成功にあまりに重点を置き過ぎると、このような考え方に至ってしまうのではないでしょうか?私は学年一番の下手くそであったことが正直トラウマになってしまいました。でも、今でもその時の仲間は私を迎え入れてくれています。そういう経験が重要だと周囲の大人は考えてあげるべきなのではないかと考えます。

次回は「神経系を鍛えること」について書きたいと思います。

コメントは利用できません。