所長コラム(88)「できることに目を向ける」

皆様、こんにちは。運動研究所の宮島です。

さて前回は、パラリンピックをぜひ見てみたい!ということを書きました。
前回書きましたように、様々なハンディキャップを持ちながら、持っている機能を駆使して各競技に挑む選手は素晴らしいと思っています。
失ってしまった機能を悔やんでいる選手もいらっしゃるでしょうが、そこにだけ目を向けるのではなく、持ち合わせた体の機能で何ができるのかを考え、練習し、鍛え、競技することに向かう精神力は底知れないと思います。
私たちはともすると「あの人はこれができない」という目で見てしまいがちですが、ここまでのことができるのか!という感動すら覚えるのがパラリンピックですね。

同じことを子どもたちにも感じられるなと思っています。
私たち大人よりもできないことが子どもにはありますが、パラリンピックを見るようになってから、それらを一つ一つできるようになっていくところをじっと見守ることが必要なのかなと考えるようになりました。
私が独立して法人を設立するようになったきっかけの一つであります。
さあ、パラアスリートの卓越した能力を堪能しましょう!

次回は「東京オリンピック・パラリンピックを終えて」というテーマで書きたいと思います。

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