所長コラム⑥「オリンピックを目指すとは」

皆様、こんにちは。運動研究所の宮島です。

前回は最近の日本では勝利至上主義が強くなりすぎているのでは?という話をしました。

最近は東京オリンピックやその世代の注目選手を取り上げた報道や番組等をよく目にします。ただ、リオデジャネイロオリンピックの日本代表選手は338人。日本人約37.5万人に一人です。しかも、この狭き門は望んだからといって誰もが通れるものではなく、ここに至るまでに多くの競争を勝ち抜いて国内トップに登り詰めなければなりません。しかし、身長が思った通りに伸びなかったり、思わぬケガをしてしまったり、あるいは残念ながらチームや指導者などの環境に馴染めなかったりすることで、その競技を続けることを断念しなくてはならないこともあり得ます。その時に、まだ他の選択肢が残っている状況を、子どもの周辺にいる大人は準備してあげるべきではないかと考えます。

次回は「ケガ」について書きたいと思います。

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