所長コラム(127)「日本は国際大会の“メッカ”」

皆様、こんにちは。運動研究所の宮島です。

4月になりました。世の中は新年度が始まりました。今年は東京での桜の開花も早かったですね。桜の開花が早くなっているのは地球温暖化の影響だとも、東京の標本木が「高齢化」しているからだともいわれておりますが、私が中学校に入学した40年ほど前は、4月の上旬が桜の満開の時期でした。桜吹雪の舞う中で初めて制服(いわゆる「学ラン」でした)を着て校門をくぐったことを今でも思い出します。

さて、先月はワールドベースボールクラシック(WBC)が開催されました。準決勝以降は手に汗握る試合で大いに盛り上がりました。大谷翔平選手ダルビッシュ有選手はもちろんのこと、「侍ジャパン」初の日系人選手で1番打者としてチームに貢献したラーズ・ヌートバー選手など、メジャーリーガーも参加しました。ペッパーミルポーズが流行したのは記憶に新しいですね。同時期に行われた第95回記念選抜高等学校野球大会(いわゆる春の甲子園、もしくはセンバツですね)の1回戦で選手が出塁時にペッパーミルポーズを行って審判から注意を受けたそうですが、この点についてはまたどこか別の機会があればコメントしたいと思います。

WBCの他にも今年は先月の22日から26日まで埼玉県のさいたまスーパーアリーナ世界フィギュアスケート選手権が開催されていましたし、同じく7月14日から同30日までFINA世界水泳福岡が福岡県のマリンメッセ福岡などで、さらに8月25日から9月10日までFIBAバスケットボールワールドカップ2023がフィリピン、日本(沖縄)、インドネシアの共催で行われます。ファイナルフェーズ(準々決勝以降)はフィリピンのマニラで行われますが、そこに至るまでのフェーズの一部が沖縄県の沖縄アリーナで行われます。世界選手権クラスの大会以外でも、私になじみがある競技では、まず空手の「KARATE1プレミアリーグ2023」が6月に福岡県の福岡国際センターで、バレーボールの新大会「FIVBパリ五輪予選ワールドカップバレー2023」が9月から10月にかけて東京都の国立代々木競技場第一体育館で、そして柔道の「柔道グランドスラム東京2023」が12月に東京都の東京体育館でそれぞれ開催されます。

2021年の開催された東京2020大会(こう書いていると面白いですね)はもちろんのことですが、日本では毎年いくつかの国際大会が開催されています。これにはどのような意味があるのでしょうか?

次回もこの点について書きたいと思います。

コメントは利用できません。