所長コラム(123)「NFLのスーパーボウル」

皆様、こんにちは。運動研究所の宮島です。

早いものでもう2023年も2月になりました。日本では残念ながらウィンタースポーツの人気が比較的高いとは言えない傾向があるので、この時期はスポーツの話というと、プロ野球Jリーグなどの「来シーズン」についてであったり、その年に行われる国際大会の展望だったりが多いように思います。今年は来月に野球の世界一を決めるワールドベースボールクラシック(World Baseball Classic=WBC)が開催されますし、前回日本開催であったラグビーワールドカップも9月からフランスで開催されます。前回は日本が念願のベスト8に進出して盛り上がりましたね。それが既に4年前、東京2020大会よりも前ということには驚きます。さらにグループリーグの一部が沖縄で開催されるバスケットボールのワールドカップも8月下旬から始まりますので、国際大会で「日本」という国名をよく見る一年でもありますね。

しかーし!日本ではあまり話題にはなりませんが、スポーツ界の大きなイベントでもあるNFLの「スーパーボウル」が来週開催されるのです。(現地時間の2月12日16時30分(山岳部時間)=翌13日8時30分)スーパーボウルは「一日で行われるスポーツイベントとしては世界最大」と評価する人もいるほどのビッグイベントです。ハーフタイムショーにはリアーナさんが出演しますが、過去には多くの大スターたちが出演していて、アーティストとしては非常に名誉なこととされています(ちなみにステージの製作費等は支払われるけれども、出演料はゼロなのだそうです)。昨年のスーパーボウルでは米国内でのテレビの占拠率(同時間帯にテレビを見ている人の中で、どれだけの人が当該番組を見ているかの比率)はなんと約90%!日本でもサッカーワールドカップの日本戦などで高い占拠率を出すことはありますが、毎年スーパーボウルが行われている中でこのような数字を出すことは通常では考えられないことです。

執筆時点ではまだ出場チームが決まっていないのですが、今年も注目の試合になるものと思いますが、このようなイベントを日本で生み出すことはできないのでしょうか?

次回もこの点について書きたいと思います。

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