所長コラム(47)「子どもへの影響」

皆様、こんにちは。運動研究所の宮島です。

昨年末に引き続き、4回シリーズの3回目に突入しました。

前回は、スポーツの盛り上がりには、しっかりとしたファンリレーションが重要ということを書きました。そして、勝つことがすべて…という考え方は、負け始めたときに弱いということも書きました。
勝つことがすべて、という競技の場合、日本協会がそういうスタンスを取ることが多いため、その競技に関わる人が、大概そのような考え方に染まっていくことが多いように思います。そうなると、子どもの頃から「大会に勝つ」ことを目標に競技をすることになります。

そうなると、このコラムでも何回も書いてきましたが、早く体が大きくなった子だけが競技を続けたり、あるいは体が十分に育っていないのに無理をしたり(させられたり)して競技そのものにかかわる子どもが少なくなってしまいます。これは、少子化も激しく進んでいる日本にとって不幸なことです…

次回も引き続きこの点について書きたいと思います。

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