所長コラム(22)「子どもの使い捨て」

皆様、こんにちは。運動研究所の宮島です。

前回は、お子様にスポーツをさせることがギャンブルにならないように…という話をしました。

今の日本のスポーツの形は、何十年も前の、子どもの数が多かった頃から変わっていません。各競技がそれぞれ選手を集めて子どもの頃から大会に参加させ、勝てない子どもは落ちこぼれてしまうが仕方がない、残った勝てる選手を強くしていこう、という構図です。そして勝ち残った選手がトップ選手と呼ばれ日本を代表する選手となっていきました。

しかし、今の日本は急速に少子化になっています。このような「子どもの使い捨て」のような方式では、一部の競技を除くと競技力の維持も難しくなるでしょうし、私はスポーツをする子どもの比率も下がってしまうのでは?と感じています。

次回は引き続きこの点について書きたいと思います。

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