所長コラム(46)「勝つことがすべて?」

皆様、こんにちは。運動研究所の宮島です。

前回は、ラグビーワールドカップとワールドカップバレーで大きな差が生まれた…ということを書きました。

私の前職の先輩が「スポーツチームは何らかのコミュニティの象徴である」ということを話していましたが、そのためか日本の方は「日本代表」が好きなことは間違いないと思います。しかし、そこには然るべきファンリレーション活動による裏付けが必要です。

ともすると、代表チームの関係者は「勝つことが最大のプロモーション」と言い、勝ちさえすればすべてを解決する…ということを話す人が多いです。ただ、それに頼りすぎると、負け始めたときにはファンはすぐに離れます。
ラグビー日本代表の関係者は、今回の自国開催大会を活用して、日本に再びラグビー熱を!という気持ちがあった上での勝利だったので、より効果が高かったといえるでしょう。

次回も引き続きこの点について書きたいと思います。

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