所長コラム(30)「余裕をもって」

皆様、こんにちは。運動研究所の宮島です。

前回は、スポーツや運動を単にやらせていると落とし穴があるということを書きました。

それは、あまりに早くから一つのスポーツだけをやらせると、その他のスポーツや運動をやることができない可能性が生まれてしまうということです。
また、練習をし過ぎてヘトヘトになってしまうようだと、成長に使うエネルギーが足りなくなり、身長の伸びにも影響が出るといわれています。それどころか、成長途上の体に無理をさせ続けると、野球肘などに代表される障害を持ってしまいかねません。

現在は、小学生のうちから勝つことを求める大人が多くなっているように感じますが、小学生や中学生くらいまではそこまで勝ちに重きを置き過ぎず、その先の年代に成長した時に、障害を持たずにチャレンジできるような環境を整えてあげることを重要視していただければと考えます。

次回は「部活」について書きたいと思います。

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