所長コラム(70)「ローレント・デュバニーターディフ選手」

皆様、こんにちは。運動研究所の宮島です。
前回はコロナ禍でのスポーツの実施の仕方としてNFLではオプトアウト(自主的に試合に出場しない権利)を与えるなどしながら開催していることを書きました。

そのNFLのチャンピオンを決めるスーパーボウルを昨年制覇したのがカンザスシティ・チーフスというチームです。
チームを率いるのは若き指令塔(QB:クォーターバック)のパトリック・マホームズ選手で、7月には10年間で総額4億5000万ドル(約483億円:報道時点)、出来高払いを含めると、最大で5億300万ドル(約540億円:同)に達するという巨額の契約を締結したことで驚かれた選手です。

ただ、今回取り上げたいのはマホームズ選手ではなく、スーパーボウルでも彼を守っていた、OL(オフェンスライン)のローレント・デュバニーターディフ選手です。
彼はカナダ人ですが、2014年にNFLにドラフトされてチーフスに入団しました。
ドラフトされたのはカナダのケベック州モントリオールにあるマギル大学の3年在学中で、しかも入団した後も学業も続けて2018年に卒業し、医学博士号を取得したそうで、現在NFLでプレーする唯一の医学博士だそうです。(ウィキペディアより)

そして、彼は今シーズン、オプトアウトの権利を行使して、地元で新型コロナ感染症に苦しむ人を助ける活動を医師として行っているそうです。
スーパーボウルを制したスター選手ではありますが、マホームズ選手やアンディ・リードヘッドコーチも、デュバニーターディフ選手の決断を支持しているそうです。本当に頭が下がる思いです…とここで、私は違和感を覚えました。

次回は私の違和感について書きたいと思います。

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