所長コラム(23)「スポーツのあるべき姿」

皆様、こんにちは。運動研究所の宮島です。

前回は、スポーツのシステムが制度疲労を起こしているのでは?という話をしました。初めての同じテーマの3回目です。

少子化が進む日本では、少なくなった子どもを大切に育てる必要が出てきます。ある年代で勝てなかった子どもをそれで終わりにせず、別の競技で輝ける可能性を広げておく必要があります。
(運動研究所が運営している「スポーツプラザエルニーニョ」はそういう観点からお子様が「思い通りに動く」能力を身につけてられるような経験を積む場で、いわゆるスポーツ万能な子を増やしたい!という願いを込めています)

一方で、子どもが身体を痛めてしまわないような配慮も一層進めておく必要があるでしょう。それには、学生スポーツでは次の世代に一人でも多くの選手を受け渡すことを是とする考え方が醸成される必要があります。

今年は猛暑だったことから高校野球のあり方の議論がなされましたが、単なる大会の開催方法だけではなく、各年代で何を経験させるか、日本のスポーツのあるべき姿はどういう形なのか?などを議論すべきでしょう。

次回は引き続きこの点について書きたいと思います。

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